めるまが書庫(ケアマネ専門)

             合格オンライン

2013年

(No.86) 2013年1月15日号

01-green

No.86 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月15日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。

さて、昨年の問題の検証にはいります。

【認知症の理解は】
問題77から問題86までの全10問

☆の数が多いほど難しい問題となります。

本日は問題86を確認したいと思います。

問77–☆☆☆☆☆

問78–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.81で解説済み

問79–☆☆☆☆☆☆

問80–☆☆☆☆☆☆☆

問81–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.85で解説済み

問82–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.85で解説済み

問83–☆☆☆☆

問84–☆☆☆☆☆

問85–☆☆☆☆☆

問86–☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


問題86
地域包括支援センターに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1
地域の介護支援専門員が抱える支援困難な認知症事例について直接対応する

2
精神保健福祉士の配置が義務づけられている

3
通所している認知症の人に創作的活動や生産活動を提供して、社会との交流を促進する

4
成年後見制度の活動促進や消費者被害の防止に取り組む

5
近隣の住民からの要請で、近隣の住宅に無断侵入する認知症の人を施設に入所させる手続きをする

まずは、出題意図をくみ取るところからです。

いきなり、ノーヒントで問題は作られていません。

下記をご確認いただくとちゃんと試験出題範囲に地域包括支援センターの役割・機能が明記されています。

予想してくださいね。今年何が出るのかを・・・・

下記の中から1問ないし2問でることをりかいしれいただければOKです。

■■■
■連携と協働

23.地域包括支援センターの役割・機能

24.コミュニティ、地域連携、まちづくり

25.ボランティアや認知症サポーターの役割・機能

26.多職種協働の継続的ケア


■■■
■家族への支援

27.家族の認知症の受容の過程での援助

28.家族の介護力の評価

29.家族のレスパイト

30.その他

解答するには、地域包括支援センターへでかけていってパンフレットをもらって読めば、すぐに内容が理解できます。

ちょこっと学習

認知症サポーターって何?役割は?

認知症サポーター講座を受講したかたを「認知症サポーター」と呼びます。
講座を通じて、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かく支援するのが認知症サポーターの役割です。
講座で学んだ知識を友人や家族へ伝えていく、認知症の人や家族の気持ちを理解するよう努めるといったことも、サポーターの活動のひとつです。
また商店、交通機関や働くさまざまな場面でそのかたを理解し接することも認知症サポーターとしての関わりのひとつです。

認知症サポーターになるには、各地域で実施してい「認知症サポーター養成講座」を受講する必要があり、受講者にはサポーターの証としてオレンジリングが渡されます。

 

明日からは【認知症の理解】

アラカルトミックス問題です。

よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・

01-green

(No.85) 2013年1月14日号

01-green

No.85 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月14日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

 

昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。

昨日の問題できましたでしょうか?

 

解答は

レビー小体型認知症です。

 

レビー小体型認知症は、変性性認知症のひとつで、以前は、びまん性レビー小体病と呼ばれていました。日本ではアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と並び三大認知症と呼ばれています。認知障害だけでなく、パーキンソン病のような運動障害も併発するのが特徴です。

三大認知症と言われるくらいですから今年あたり、問題に出そうですね。


さて、昨年の問題の検証にはいります。

【認知症の理解】は

問題77から問題86までの全10問

昨年の問題の難易度です。

☆の数が多いほど難しい問題となります。

問77–☆☆☆☆☆

問78–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.81で解説済み

問79–☆☆☆☆☆☆

問80–☆☆☆☆☆☆☆

問81–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.85で解説済み

問82–☆☆☆☆☆☆☆☆☆

問83–☆☆☆☆

問84–☆☆☆☆☆

問85–☆☆☆☆☆

問86–☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

難しいとされる問題82の問題を検証してみましょう。

問題82
レビー小体型認知症の症状の特徴として、適切でないものを一つ選びなさい。

1
パーキンソン症状

2
鮮明で具体的な内容の幻視

3
初期からの人格変化

4
症状の日内変動

5
転倒しやすい


レビー小体認知症は三大認知症の一つですがその症状の特徴を細かく、突っ込んで問題を作成されると、受験生もすこしひるむ感じがします。

奥の深い解説を添付します。

この疾患特有の症状として、幻覚や妄想などがあげられます。
やがて、アルツハイマー型認知症のような認知障害と、パーキンソニズムと呼ばれるパーキンソン病様の運動障害の両方が症状として表れます。徐々に進行し、最終的には寝たきりになります。
この疾患はアルツハイマー型認知症に比べ10倍も寝たきりになるのが早いともいわれています。
初期の段階では診断が難しく、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病、うつ病などと診断されることがあります。
また、薬物に過敏に反応し(薬物過敏性)、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病の治療薬を通常量で投与することは逆に症状の悪化を招くことが多です。早期発見と適切な治療によって進行を遅らせ、症状を和らげることができます。

 

本日のぷちまとめ
三大認知症の症状や治療方法についても違いを比較できるようまとめておくと曖昧な部分がスッキリするでしょう。

 

よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・

01-green

(No.84) 2013年1月13日号

01-green

No.84 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月13日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。

昨年の問題の難易度を確認します。

問題77から問題86までの全10問

☆の数が多いほど難しい問題となります。

問77–☆☆☆☆☆

問78–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.81で解説済み

問79–☆☆☆☆☆☆

問80–☆☆☆☆☆☆☆

問81–☆☆☆☆☆☆☆☆☆

問82–☆☆☆☆☆☆☆☆☆

問83–☆☆☆☆

問84–☆☆☆☆☆

問85–☆☆☆☆☆

問86–☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


問題81を本日は確認検証してみましょう。

在宅療養中のCさん(72歳、男性)は、転倒し後頭部を打ったが、いつもと様子は変わらなかった。しかし4週間たった頃より、物忘れが急速に強くなり、ここ数日、ふらつくようになった。Cさんの疾患として、最も可能性の高いものを一つ選びなさい。

1
アルツハイマー

2
血管性認知症

3
慢性硬膜下血腫

4
クロイツフェルト・ヤコブ病

5
前頭側頭型認知症

なんだか、みたこともない聞いたこともない、普段の会話にもでてこない、疾患名があって、いやだなーーーとおもっている受験生多いと思います。でも、選択1から5は、いきなり唐突に、突然現れたのではないのです。メルマガNo.81号にある試験出題範囲の中にちゃんと疾患名が出ています。ということは、下記の試験出題範囲の用語を最初に学習しておくと下記の用語に関連する問題が出題される可能性が非常に高いということになります。


■■■
■医学的側面から見た認知症の基礎

03.記憶障害

04.見当識障害

05.失語、失行、失認、その他

06.うつ病

07.せん妄

 

08.アルツハイマー病

09.血管性認知症

10.レビー小体病

11.ピック病

12.クロイツフェルト・ヤコブ病

13.その他(慢性硬膜下血腫等)

14.検査

15.治療

16.予防


みなさまなら、上記の疾患で今年どれが出題されるとお思いますか??

10.レビー小体病

11.ピック病

14.検査

15.治療

16.予防

このあたり、出そうな気がします。

本題に戻します。
問題81の出題意図は、

認知症

認知症

認知症

といっても

原因となる病気多種あります。

例えば、みなさまがよく知っている

血管性認知症→脳梗塞等

変性性認知症→アルツハイマー型認知症 パーキンソン病 レビー小体病

感染→クロイツフェルト・ヤコブ病 HIV関連認知症

治療可能な認知症→慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症

そうです
認知症の原因となる主な病気の症状の特徴について問題81は意図して作られています。

ですので、出題意図を考え、きちんと認知症の定義を学習しておく必要があります。

おわかれの前に本日の一問

幻視・認知機能の急激な変動などが特徴的な認知症は?

 

解答はあしたお知らせします。

よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・

01-green

(No.83) 2013年1月12日号

01-green

No.83 【介護福祉士メルマガ】

こんにちは、合格オンラインの井上です。

昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。

自力で調べる時間がないよーーという泣きメールをいただきました。(T-T).

 

03.記憶障害
皆様に5個ご質問いたします。

Q1
記憶障害の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

答え


記憶障害とは、記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどという、記憶に関する障害の総称です。一時的に思い出すことができない記憶は短期記憶障害、長期間思い出すことができない記憶は長期記憶障害と、二通りに分けられます。

 

Q2
見当識障害の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

答え


見当識障害とは人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない状態を指す。脳血管障害(脳梗塞など)、アルツハイマー病、統合失調症の患者などに見られる精神的機能障害の一つです。認知症の主要な障害。

 

Q3
失語の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

答え


聴覚や発声器官に異常がないのに、大脳の病気や障害によって言語中枢が損傷され、言葉を理解したり話したりできなくなる状態。言葉が理解できない感覚性失語症と、理解はできるが話すことができない運動性失語症とがあります。


Q4
失行の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

答え


失行「運動可能であるにもかかわらず合目的な運動ができない状態」と定義した高次機能障害のひとつです。着衣失効ズボンを腕に通そうとしたりする。

 

Q5
失認の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

答え


失認とはある一つの感覚を介して対象物を認知することができない障害のことです。視覚、聴覚、触覚などの他、病態失認や半側空間無視なども失認に含まれます。高次機能障害のひとつでです。

半側空間無視とは視空間の右半分あるいは左半分の空間しか認識できない現象のこと。

 

認知症の定義

認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。
つまり、後天的原因により生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なるのです。今日、認知症の診断に最も用いられる診断基準のひとつが、アメリカ精神医学会によるDSM-IVです。各種の認知症性疾患ごとにその定義は異なりますが、共通する診断基準には以下の4項目があります。

 

DSM-IVによる認知症の診断基準

1多彩な認知欠損。記憶障害以外に、失語、失行、失認、遂行機能障害のうちのひとつ以上。

2認知欠損は、その各々が社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準から著しく低下している。

3認知欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない。

4痴呆症状が、原因である一般身体疾患の直接的な結果であるという証拠が必要。

言葉の定義は少し難しく感じたのではないでしょうか。

試験では、用語・単語の意味を正しく理解しておくことが大切です。


お別れの前に、問題を一問○か×でお答えください。

問い
せん妄は認知症の症状の一つである。

答え


×
せん妄と認知症は異なる疾患です。両疾患とも認知機能が障害されますが認知症では主に記憶が、せん妄では主に注意力が侵されます。

おまけ問題です。

次の質問項目の中から、正しいと思われるものを「はい」、間違っていると思われるものを「いいえ」で選んでみましょう。

Q1:せん妄と認知症は基本的にほぼ同じ状態といってよい。
  〔はい、いいえ〕

Q2:せん妄は、記憶障害をともなう。
  〔はい、いいえ〕

Q3:せん妄は、一度なってしまうと回復不可能である。
  〔はい、いいえ〕

Q4:身体の脱水により、せん妄の原因となることがある。
  〔はい、いいえ〕

Q5:不眠が、せん妄の原因となることがある。
  〔はい、いいえ〕

 

◆解答◆

Q1:いいえ・・・せん妄の場合は、夜間に増悪し、一日のうちに症状が変わったり、幻覚が現れたりします。
Q2:はい・・・せん妄は、しばしば認知症と間違えられます。
Q3:いいえ・・・せん妄は、回復可能です。
Q4:はい
Q5:はい・・・脱水や不眠の他にもせん妄の原因となるものがあります。

よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・

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(No.82) 2013年1月11日号

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No.82 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月11日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。

みなさまの御親戚やご家族で認知症の方がおいでになる受験生もおられると思います。

やはり、心配ですね。井上の親戚縁者にも認知症の叔母がいます。やっぱり心配です。

具体的に力になること、なれることをできればいいのですが・・・・

試験のためではなく、認知症の方やご家族の方の少しでも力になれるよう、学習なさると勉強に熱が入ると思います。

では、本日も認知症の理解から入りたいと思います。

 

 

試験出題範囲の次の部分に関連する事項からすすめてまいります

■■■
■医学的側面から見た認知症の基礎

03.記憶障害

04.見当識障害

05.失語、失行、失認、その他

06.うつ病

07.せん妄

 

08.アルツハイマー病

09.血管性認知症

10.レビー小体病

11.ピック病

12.クロイツフェルト・ヤコブ病

13.その他(慢性硬膜下血腫等)

14.検査

15.治療

16.予防


03.記憶障害
皆様に5個ご質問いたします。

Q1
記憶障害の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

Q2
見当識障害の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

Q3
失語の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

Q4
失行の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

Q5
失認の定義を今すぐなにも見ないで、言ってみてください。

 

上記の定義をしっかり覚えることが認知症を理解する上においてのスタートとなります。

解答は、厳しいようですがここは、自力で調べましょう。

自力で調べると、力がつきます。

記憶とは

記銘

保持

再生

のことである。

再生に当たる部分いいかえるとアウトプットをするとです。

知識も定着しますので、5個の定義をノートに書き出してみるとよいと思います。

すごくおすすめの学習方法です。

明日も【認知症の理解】をお届けします。

 

よい一日を

お過ごしください。

では、またあした・・・

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