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(No.94) 2013年1月23日号

(No.94) 2013年1月23日号

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No.94【介護福祉士メルマガ】

2013年1月23日

こんにちは、
合格オンラインの井上です。

本日は発達障害についてお届けします。

 

平成17年4月より発達障害者支援法に基づいた取り組みがスタートしています。

発達障害者支援法では、これまで制度の谷間におかれていて、必要な支援が届きにくい状態となっていた「発達障害」を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義し、支援の対象となりました。

この法律は、「発達障害」のある人が、生まれてから年をとるまで、それぞれのライフステージ(年齢)にあった適切な支援を受けられる体制を整備するとともに、この障害が広く国民全体に理解されることを目指しています。


「発達障害」の相談窓口

気になることがあれば、市町村の窓口や都道府県等の発達障害者支援センターに相談することができます。

各都道府県等で、発達障害者の日常生活(行動やコミュニケーション等)についての相談支援や発達支援、就労支援(必要に応じて公共職業安定所、地域障害者職業センター及び障害者就業・生活支援センター等と連携)、普及啓発及び研修を行っています。

また、障害の特性とライフステージにあわせた支援を提供するために、医療、保健、福祉、教育及び労働等の各関係機関と連携を図ります。

 

発達障害情報・支援センターのホームページに詳しく、「発達障害を理解する」情報がありますので、ゼヒご覧になってください。

http://www.rehab.go.jp/ddis/

お別れの前に、本日の一問

問1○か×でお答えください。

発達障害は能力が欠如しているから、ずっと発達しない



×


発達障害情報・支援センターのホームページより抜粋

発達障害は発達のしかたに生まれつき凸凹がある障害です。人間は、時代背景、その国の文化、社会状況、家庭環境、教育など、多様な外的要因に影響を受けながら、一生かけて発達していく生物であり、発達障害をもつ人も同様です。

つまり、年齢とともに成長していく部分もあり、必ずしも不変的な障害とはいい切れないのです。

もちろん個人差はありますが、「障害だから治らない」という先入観は、成長の可能性を狭めてしまいます。

周囲が彼らの凸凹のある発達のしかたを理解しサポートすることにより、「障害をもちつつ適応していく」という視点をもつことは重要です。

一方で、発達障害はひとつの個性だから配慮は必要がないと考えるのも行き過ぎです。成人になった発達障害者から、小さいころから配慮が受けられず困難な環境の中で苦労して成長した話も耳にします。

本日は発達障害者支援法関連でした。

老人介護をなさっている方には難しく感じると思います・・・

あと少しです頑張りましょう。

かぜを召されませんように・・・・

よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・

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