No.85 【介護福祉士メルマガ】
2013年1月14日
こんにちは、合格オンラインの井上です。
昨日に引き続き、【認知症の理解】になります。
昨日の問題できましたでしょうか?
解答は
レビー小体型認知症です。
レビー小体型認知症は、変性性認知症のひとつで、以前は、びまん性レビー小体病と呼ばれていました。日本ではアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と並び三大認知症と呼ばれています。認知障害だけでなく、パーキンソン病のような運動障害も併発するのが特徴です。
三大認知症と言われるくらいですから今年あたり、問題に出そうですね。
さて、昨年の問題の検証にはいります。
【認知症の理解】は
問題77から問題86までの全10問
昨年の問題の難易度です。
☆の数が多いほど難しい問題となります。
問77–☆☆☆☆☆
問78–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.81で解説済み
問79–☆☆☆☆☆☆
問80–☆☆☆☆☆☆☆
問81–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メルマガNo.85で解説済み
問82–☆☆☆☆☆☆☆☆☆
問83–☆☆☆☆
問84–☆☆☆☆☆
問85–☆☆☆☆☆
問86–☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
難しいとされる問題82の問題を検証してみましょう。
問題82
レビー小体型認知症の症状の特徴として、適切でないものを一つ選びなさい。
1
パーキンソン症状
2
鮮明で具体的な内容の幻視
3
初期からの人格変化
4
症状の日内変動
5
転倒しやすい
レビー小体認知症は三大認知症の一つですがその症状の特徴を細かく、突っ込んで問題を作成されると、受験生もすこしひるむ感じがします。
奥の深い解説を添付します。
この疾患特有の症状として、幻覚や妄想などがあげられます。
やがて、アルツハイマー型認知症のような認知障害と、パーキンソニズムと呼ばれるパーキンソン病様の運動障害の両方が症状として表れます。徐々に進行し、最終的には寝たきりになります。
この疾患はアルツハイマー型認知症に比べ10倍も寝たきりになるのが早いともいわれています。
初期の段階では診断が難しく、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病、うつ病などと診断されることがあります。
また、薬物に過敏に反応し(薬物過敏性)、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病の治療薬を通常量で投与することは逆に症状の悪化を招くことが多です。早期発見と適切な治療によって進行を遅らせ、症状を和らげることができます。
本日のぷちまとめ
三大認知症の症状や治療方法についても違いを比較できるようまとめておくと曖昧な部分がスッキリするでしょう。
よい一日をお過ごしください。では、またあした・・・