めるまが書庫(ケアマネ専門)

             合格オンライン

(No.76) 2013年1月5日号

(No.76) 2013年1月5日号

01-green

No.76 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月5日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

第25回介護福祉士国家試験対策のメルマガをお届けします。

ケアマネのメルマガをご希望の方は本メールの最後をご確認いただきメルマガ登録の修正お願いします。

本日は、慎重に学習する、分野8問しか出題されない

【発達と老化の理解】の分野になります。

 

国家試験の午後のトップバッターです。

問題69から問題76となります。

午後のトップバッターのイメージを今から作っていきましょう。

お昼休みが終わって最初に出てくる問題は?

ときかれたら【発達と老化の理解】とすぐに言えるようにしましょう。

試験日までのイメージの作り方はお昼休みが終わったら【発達と老化の理解】の問題を解くようにしましょう。

関連付けるために1月5、6、7、は【発達と老化の理解】の練習問題をお届けします。

 

まず、試験の傾向を確認します。

8問中2問は難問がでます。難問とは、どんなに学習していても正答しにくい問題です。

受験テクニックとして、難問と思ったら、2分以上時間をかけない。

これは受験テクニックの鉄則です。時間が不足し、後半部分に出てくる易しい問題を解く時間が無くなる可能性があるからです。

ですので、8問中2問は難しい問題があると考えて取り組んだ方が試験の結果はよいです。

それでは、第24回試験の【発達と老化の理解】分野の難問をみてみましょう。


【問題72】
かゆみを伴うことが通常見られない疾患として、正しいものを一つ選びなさい。


糖尿病(diabetes mellitus)


心疾患(heart disease)


慢性腎不全(chronic renal falure)


肝疾患(liver disease)


胆道疾患(biliary tract disease)

この難問を解く条件は、多種多様な疾患の原因や症状、対処方法等を広く浅く沢山学習し知識を持っていることが条件となります。
しかも、各疾患の症状を横断的に(共通項目)を集めた問題の作りになっているため、幅の広い知識が求められます。

はっきりいってこの問題72は難しいです。

しかし、一度、試験に出た問題は次の年度の問題のヒントでもありますので上記疾患の関連知識は学習しておくべきでしょう。

少し形を変えて第25回に出題される可能性もあります。


解答
1糖尿病×

糖尿病の主な症状には次のようなものがあります。

・のどが乾いて、水分を多く摂り、尿の回数や量が増える
・全身がだるく、疲れやすい
・食欲が異常に強くなる
・食べてもすぐお腹が減り、よく食べているのに体重が急に減る
・皮膚症状(かゆみ・おでき等)

 

2心疾患○

心臓病の三大自覚症状は、
・胸痛、
・息切れ、
・動悸
です。

参考知識
胸部の自覚症状から、どんな心臓病が想定されるのでしょう。

・胸が痛い、重い、左肩に痛みが走る、背中が痛いなどの場合は、狭心症や心筋梗塞。

・動悸、脈の不整、めまい、意識消失などの場合は不整脈を、息苦しい、息切れ、夜間の咳や痰、足のむくみ、体重増加といった場合は、心不全を疑い検査を進めます。

通常は三大自覚症状がみられると解釈し深読みすると正答しにくいでしょう。


3慢性腎不全×

慢性腎不全が進行してくるとかゆみがしばしば出現します。このかゆみの本体はいまだ解明されていませんが、特に夜間にかゆみが強くなるのが特徴です。

ここで、やさしい介護職のみなさまは、夜の睡眠大丈夫かな?と様々な配慮をなさるとおもいます。

なぜ、利用者さんは、中と覚醒するのだろう?と考え、原因をつきとめ対策(介護方法)を検討する場合もあるでしょう。

症状や原因を知ることは、なんだか、介護過程と関連する部分もあることがご理解いただけると思います。

ただの暗記、丸覚えの学習よりも利用者さんに役に立つ学習と関連付けて学習を進めたいものですね。

 

4肝疾患×

黄疸が出ている時、全身に痒みを感じることがあります。これは血中に胆汁量が増加し、その成分の胆汁酸が原因です。

 

5胆道疾患×

難しいですね。
胆道疾患といっても沢山あり介護職レベルでは詳細な知識を持ち合わせていないのが現実的なところでしょう。ちなみに胆道疾患は下記になります。医師ではないので全部こと細かく覚える必要はないでしょう。

・胆石症
・胆道感染症
・胆嚢コレステローシス
・胆嚢腺筋症
・原発性硬化性胆管炎
・胆道の悪性腫瘍
・先天性胆道疾患

黄疸がでている時、全身に痒みを感じることがあります。

◆◆
プチまとめ
「皮膚は内臓を写す鏡」という言葉が昔からありますので知識として知っておいてもよいでしょう。

疾患別の症状については、現在、みなさまが担当している利用者さんや患者さんの症状を理解するとよいでしょう。

関連付けて覚えると、記憶に残ります。

【発達と老化の理解】の分野でどんな問題が出るのか?

時間がある方は、試験出題範囲を確認してみましょう。

では、明日からは、練習問題に入りますので【発達と老化の理解】でどんな問題が出るのか、予想をなさってくださいね。

よい一日をお過ごしください。

では、またあした・・・

01-green

« »