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(No.75) 2013年1月4日号

(No.75) 2013年1月4日号

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No.75 【介護福祉士メルマガ】

2013年1月4日

こんにちは、合格オンラインの井上です。

第25回介護福祉士国家試験対策のメルマガをお届けします。

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昨日のメルマガNo.74の続きになります。

国家試験の午前中のラストは、介護過程という分野の試験出題です。

午後のトップは発達と老化の理解をいう分野の出題になります。

そうです、昨日の続きですので勘のよい受験生は、

ぴぴーー

意図が読めているかもしれませんね。

 

問題数が上記の両分野とも8問の出題となり、問題数が一番少ない分野となります。
この両分野は、問題数が少ないので慎重に学習すべき分野のトップバッターとなります。

では、昨年の介護過程で一番難しかった問題をちょこっと確認してみましょう。

問題61から68の全8問のうち第24回試験で受験生のアンケートで正答率が低かった問題は64でした。

では問題をみてみましょう。


問題64
介護過程における生活課題と目標に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。


生活課題は利用者の望む生活を実現するために解決すべきことである。


生活課題は生活上の困難を発生させている原因のことである。


長期目標は実現が不可能なものであってもよい。


短期目標は介護職の行動目標である。


目標を達成するまでの期間は設定しない。

 

この問題の出題意図はズバリ

介護過程を理解し、かつ課題、原因、目標、の違いは何???

をきちんと理解しているか?

といえるでしょう。


解答は最後に書いておきます。

問題を解く前に考え方として、
<介護過程>を体系的にまとめた項目に
目を通しておく必要があります。

いいかえると

試験出題範囲の小項目になります。

小項目と関連のある事項が問題として出されます。
関連する用語の理解は必要となります。

参考までに

試験出題範囲の小項目だけを抜粋しました。

(1)情報収集とアセスメント
情報収集の方法
情報の解釈・分析
情報の関連づけ・統合
課題の明確化

 

(2)課題、目標
生活支援の課題、目標のとらえ方
目標の設定(長期目標・短期目標)
その他


(3)計画
具体策(支援内容・方法)

 

(4)実施
計画にもとづいた実施
安全・安心・自立に配慮した実施
利用者の反応や効果への気づき

 

(5)評価
評価の目的
評価の内容、方法(目標の達成度、具体策の適否)
修正の必要性
その他

 

(6)介護過程とチームアプローチ
ケースカンファレンス
サービス担当者会議
ケアプランと介護過程
他の職種との連携
その他


分かりにくいので、下記のようにまとめま直しました。

1.現状把握

2.問題

3.原因
ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること

4.課題
解決しなければならない問題

5.目標

6.対策

7.評価

介護過程は、各階層に分かれていることを理解・認識し、総合的に行われてこそ、適切な介護がおこなわれるという概念をみなさまも持っていると思います。

テレビやニュースでよく出てくる

食事介助シーンや

排泄介助シーンは

あくまでも、介護過程の階層の一部にしかすぎないということですね。

介護職は、介護過程を総合的に理解しているので一般の、ボランティアさんや素人さんとは、知識レベルや技術レベルが異なります。

だから、介護福祉士は国家資格なのですね。

カンファレンスで課題と問題の違いを理解しない状態でカンファレンスに参加するとちょっと肩身が狭くなります。
余談はここまでとし問題64の解答は1番になります。
介護過程は問題数8問ですが昨年は、全体的に易しかった傾向があります。
そうです、きちんと学習すれば、介護過程では得点を粗かせぎできますので、集中力を高めて学習しましょう。

考え方が身につけば、学習もはかどります。

約一月弱ですが、ガンバッテまいりましょう!!

参考
第24回試験問題の午前の部問題の難易度が分かります。介護過程はチャンス・狙い目です。

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