第12回 問題2
【問題2】次の記述のうち正しいものはどれか。3つ選べ。
1 平成19年国民生活基礎調査によれば65歳以上の者のいる世帯では、単独世帯と夫婦のみの世帯の合計が半数以上を占める。
2 離れて暮らす高齢者の呼び寄せにより、子供との同居率は近年少しずつ増加傾向に転じている。
3 家族が介護に携わる事によって失う機会費用は社会全体で相当な額に上る。
4 介護保険事業状況報告によれば、要支援・要介護認定者数は、平成16年度以降400万人を超えている。
5 介護保険事業状況報告によれば、居宅サービス利用者は、未だ100万人台にととどまっている。
【用語解説】
●国民生活基礎調査
国民生活基礎調査は,厚生労働省が昭和61年から毎年,全国で実施している調査で,世帯の構成,国民の保健,医療,福祉,年金,就業,所得などの国民生活の基礎的な事項を調査し,今後の厚生労働行政の企画,立案,運営のための基礎資料を得るために実施しているものです。3年ごとに大規模な調査を実施し,中間の各年は小規模な調査を実施しています。
調査にあたっては,知事より任命された調査員が,県内の調査該当地区(無作為抽出)の各世帯を訪問し,調査票等の記入を依頼します。
調査によって得た情報を統計以外の目的で用いることは,法律で固く禁じられております。
なお,調査の種類及び調査方法の概要は,次のとおりです。
◇調査の種類
(1)世帯票:住居,乳幼児保育,就業,介護者の状況等世帯に関する項目の調査
(2)健康票:入院・通院等の状況,医療費用,健康意識等健康に関する項目の調査
(3)介護票:要介護度の状況,介護が必要となった原因等介護に関する項目の調査
(4)所得票:所得の種類別金額,所得税等の額,生活意識の状況等所得に関する項目の調査
(5)貯蓄票:貯蓄現在高,貯蓄の増減状況,借入金残高等,貯蓄に関する項目の調査
●機会費用
何かをするために、何かを諦めたり、犠牲にした費用(もの)をいう。
留意:費用=金額だけではない。
例:よく使われる例です。
「1時間起きていることの機会費用は、1時間寝ることである」
1時間起きているというこは、1時間寝る事を犠牲、諦めたということになります。
【解説】
【解答】1,3,4