介護支援専門員、ケアマネ

第15回 問題32


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【問題32】褥瘡について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 エアーマット等除圧効果のある予防用具を用いた場合には、体位変換を行う必要はない。

2 在宅の要介護者で真皮を超える深さの褥瘡がある場合には、介護保険の訪問看護における特別管理加算の対象となる。

3 褥瘡がある場合には、入浴により末梢血流量が増加し、症状が悪化するため、入浴は避ける。

4 感覚障害を有する者は、褥瘡が生じやすい。

5 浮腫がある場合は、皮膚が引き伸ばされて薄くなるため傷つきやすくなり、褥瘡のリスクが高<なる。


【用語解説】

●褥瘡(じょくそう)
褥瘡(床ずれ)は、皮膚に持続的圧迫が加わるために血流障害が起こり、その結果として皮膚や皮下組織が死んでしまった状態(壊死)。
適切な予防とケアを行うと褥瘡(床ずれ)の発症リスクは半分以下に抑えられますが、ゼロにすることはできません。発症してしまった褥瘡(床ずれ)に対して適切な治療を行えば、100%ではありませんが治癒させることも可能。

●感覚障害
感覚障害の種類
・完全に感覚が分からない場合を感覚麻痺、少しは分かるときは「感覚鈍麻(感覚低下・感覚脱失)」という
・一般的に「しびれ」を「異常感覚」という
・刺激を与えたときに予想されるよりも強い痛みを生じる場合を「感覚過敏」という
・中枢神経障害に基づく疼痛を「中枢痛」という

●浮腫(ふしゅ、むくみ)
血管の外の細胞のまわりの水分が、正常より多くなった状態のこと。

【解説】

【解答】2, 4, 5


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