介護支援専門員、ケアマネ

第15回 問題33


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【問題33】高齢者の栄養について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の低栄養では、血清アルブミン値なども参考にし、多職種が共同して栄養状態の改善を図る。

2 栄養障害に伴う皮膚・粘膜の症状は、ビタミンK欠乏が原因である。

3 食事バランスガイドは、食事摂取基準に基づき、実際の食事の際に、何をどのくらい摂取すればよいかを示したものである。

4 身体の成分組織は、水分、タンパク質、脂肪、ミネラルで組成され、高齢者では、若年者に比較して、脂肪の構成割合が低下する。

5 高齢者の栄養状態は、摂取栄養量と栄養必要量とを比較して評価する。


【用語解説】

●血清アルブミン値
血清アルブミン(Alb)の基準値 (正常値)は、3.8~5.3g/dL(BCG法)。血清アルブミンは肝臓で合成される蛋白質です。
血清アルブミン(Alb)異常値で疑われる病気
・低下
(1)産生の低下(肝障害、慢性炎症性の病気)
(2)体外(蛋白尿、下痢、重症の火傷)への漏出
(3)代謝亢進(甲状腺機能亢進症、慢性の炎症性の病気)
(4)栄養不良(低栄養、消化吸収障害)で起きます。
また血液希釈でもアルブミン濃度は軽度低下(浸透圧低下)します。
・増加(浸透圧上昇)
脱水症(日射病など)以外では認められません。

●ビタミンK
油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ。
出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化します。また、骨の健康維持にも不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながすことも知られています。このため、ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても使われています。さらに、血管(動脈)の健康にも役立っています。

【解説】

【解答】1, 3, 5


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