第14回 問題21
【問題21】介護予防サービス計画作成の視点として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 利用者が欲するサービスをそのまま盛り込み、意欲の向上を図る。
2 利用者のセルフケアは評価が困難なので、盛り込まない。
3 利用者が「できること」を一緒に探し、生活機能の向上を図る。
4 利用者が「できないこと」に重点を置き、積極的に指導する。
5 目標は、利用者が一定の時期に達成可能なものにする。
【用語解説】
●介護予防サービス計画
「要支援1・2」「要介護1 ~5」の認定を受けた方は、介護サービスを受けるための「介護予防サービス計画」を作成します。計画の作成にあたっては、本人の希望や家族の状況に応じてサービスの種類や内容、サービスを提供する事業者を選ぶことができます。なお、居宅サービスと施設サービスのどちらを選ぶかによって作成方法が異なります。
【解説】
問題 21【易しい問題】
要支援1と要支援2の方の介護予防サービス計画についての出題ですが、運営基準を確認していれば、解答可能と思われます。
1× 【5訂 第1巻308P】
公的な介護保険は公金を活用しているため、必要性のないサービスは本人の希望でも利用できません。
2× 【5訂 第1巻308P】
自立支援に向けて、セルフケア・同居家族の協力・近所のインフォーマルなサービス活用等様々な角度から検討しなくてはなりません。
3○ 【5訂 第1巻308P】
設問のとおりです。
4× 【5訂 第1巻308P】
介護予防サービス計画では、【できるところ】に重点を置きます。
5○ 【5訂 第1巻308P】
設問のとおりです。
基本計画があり個別のサービスの計画があります。イメージでお伝えすると、総論 と 各論 という言葉があるとおり、ケアプランは基本計画を意味し、各サービス計画は例として訪問介護計画、訪問看護計画、通所介護計画などがあげられます。
【解答】3,5