介護支援専門員、ケアマネ

第12回 問題9


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【問題9】地域支援事業について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 包括的支援事業は第一号被保険者及び第二号被保険者を対象とした事業である。

2 権利擁護事業は必須事業である。

3 地域支援事業の利用料は原則として都道府県ごとに定められる。

4 介護予防事業は第二号被保険者も対象としている。

5 包括的支援事業の委託を受けた法人は、地域包括支援センターを設置することができる。


【用語解説】

●包括的支援事業
地域支援事業の①介護予防事業、②包括的支援事業、③任意事業の3つに区分される内の一つ。
・総合相談・支援
高齢者やご家族からの相談を受け付け、保健・医療・福祉の各種サービスが適切に受けられるように支援します。介護に関する相談や悩み以外でも、医療や健康、福祉、生活に関することなどといった悩みにも、問題に応じて適切なサービスや機関、制度の利用などに対応する。

・介護予防マネジメント
介護認定で、要支援1・要支援2と判定された方の介護予防ケアマネジメントを行う。

・権利擁護業務
お金の管理や契約に関することに不安がある時、頼れる家族がいない場合などには、成年後見制度や地域福祉権利擁護事業が利用できます。これらの制度説明や利用支援を行います。また、虐待の早期発見、把握に努め、他の機関と連携するなどの機能も有する。

・包括的・継続的マネジメント
高齢者を直接支援するほかに、高齢者を支える指定居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、円滑に仕事ができるよう支援を行う。

●第一号被保険者、第二号被保険者
介護保険制度の被保険者は40歳以上。被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者とに分類される。

●地域包括支援センター
市町村による、要支援や要介護になるおそれのある高齢者に対して、介護予防のためのサービスが地域包括から提供されます。
地域支援事業とは市町村で行うもので、介護給付・予防給付とは別に、被保険者(介護保険)が要介護状態になることを予防(介護予防)し、要介護状態等になった場合も住み慣れた地域でできるだけ自立した生活が送れるように実施するものです。
地域支援事業は次の3つの事業からなります。
1介護予防事業 2包括的支援事業 3任意事業


【解説】 

【解答】1,2,5


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