介護支援専門員、ケアマネ

第15回 問題34


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【問題34】終末期のケアに関連する内容について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 終末期医療では、医師等の医療従事者による適切な情報提供と説明が求められるが、この適切な情報には、療養場所やこれからの過ごし方の選択肢も含まれる。

2 末期がん療養者は、退院時に起居動作ができたとしても、短期間でADLの低下など状態の悪化が予測されるため、介護ベッドの早期導入を計画する。

3 終末期にある療養者の家族に対する予期悲嘆への援助では、積極的に励ます必要がある。

4 末期がん療養者やその家族が在宅での看取りを決断した場合には、入院という選選択肢を情報提供する必要はない。

5 終末期においてリハビリテーションを行うことは、療養者のADLの維持、改善により、可能な限り高いQOLを保つとともに、痛みや苦痛を和らげることにもつながる。


【用語解説】

●終末期医療
回復の見込みのない末期状態の患者に対する医療。

●末期がん
治療の方法がほぼ無い、又は通常のガン治療をしたら身体の体力を奪って死期を近づけてしまう状態」であり、つまりは「これ以上の治療はできない」と専門医に言い渡された状況を言います。

●ADL
日常生活動作(Activities of Daily Living)の略で、食事、排泄、着脱衣、入浴、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作のことで、高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかる上で重要な指標の一つとなっています。

一方IADL とは、手段的日常生活動作(Instrumental Activity of Daily Living )の略で、ADLを基本にした日常生活上の複雑な動作のことです。具体的には、買い物や洗濯、電話、薬の管理、金銭管理、乗り物等、そして最近では趣味活動も含めるようになっています。

●QOL
(quality of life)の略、生活の質

【解説】

【解答】1, 2, 5


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