介護支援専門員、ケアマネ

第13回 問題31

01-green

【問題31】高齢者の睡眠について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の不眠は症状が改善しないことが多く、休息を確保するためにも、必ず睡眠導入薬を内服する。

2 高齢者では、早朝に覚醒することが多いが、夜間に覚醒することはほとんどない。

3 高齢者の不眠の原因としては、一般的な不眠の原因のほかに、日中の活動不足、夜間の頻尿、不安感などが考えられる。

4 安眠のためには、騒音を排除し、室温、湿度、照明などの環境整備をする。

5 安眠のための就寝前の援助として入浴や足浴は有効である。

【用語解説】

【解説】

問題 31【易しい問題】

あれれ???なんか、疾患や検査値がでてこないんですけど・・・。(不安になってきたあああ。)

みなさま、このあたりで、深呼吸タイムです。さて、この段階で時計の針は何時、何分を指している頃でしょうか?正しい時間配分、ペース配分を守ることは受験の基本中の基本です。

医療分野出題範囲における、介護技術の展開には以下があります。過去の本試験では、この中から毎年、2つ、あるいは3つが選ばれて出題されてきました。

◆ 身体介護と家事援助の関連
◆ 食事の介護
◆ 排泄および失禁の介護
◆ 褥瘡への対応
◆ 睡眠の介護
◆ 清潔の介護
◆ 口腔のケア

1× 【5訂 第3巻77~79P】

解説不要の設問ですね。

不眠への援助にあたり、まずは、眠れないという状況について、よーくお話を聴くことが先決。対策は、個々のケース応じて、時には主治医も交えての支援が必要でしょう。

2× 【5訂 第3巻77P】

睡眠のリズムは個人差が大きいので、決め付けは厳禁ですが、一般に就寝してから入眠までの時間は高齢になるに従い長くなり、寝つきが悪くなるとされます。また、夜間の覚醒が増えるのも特徴です。

3○ 【5訂 第3巻77P】

設問のとおりです。

腰痛、関節痛などの疼痛、皮膚の掻痒感による入眠困難や覚醒、高血圧症や認知症などの疾患からくる不眠もあります。

オンライン模試Ver.3.1でも、不眠関連の出題をしましたので、得点につなげてくださった受験生さんも多いとおもいます。

4○ 【5訂 第3巻77~78P】

設問のとおりです。

5○ 【5訂 第4巻78P】

設問のとおりです。

【解答】3,4,5

01-green

このページの先頭へ