第16回ケアマネ試験 総評
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◆◇支援分野総評◆◇
★試験を取り巻く状況は次のようになっております。
・受験者数は対前年比約1.7%減の144262人
・ケアマネ試験の合格率が2年連続20%
・近年介護福祉士の合格者数増加傾向(約8万8千人)
・近年介護福祉士国家試験の合格率が急激に上がり約50%→
・受験者数の約65%の受験生が介護福祉士である。
・2011介護保険法が改正されて2回目の試験
・第18回試験から要支援者切り離しや特養利用制限・
上記の点と試験問題を見て考えると、さまざまな観点の考え方、
★支援分野の特徴5つ
・2015年を視野に入れた介護保険法改正関連が3問増えた。
・重要項目が削られ、偏りが目立つ。
・重要事項でない、ヒッカケ問題が合否を分けそう。特に問題3・
・
・初受験者にとっては、医療手ごたえあり・支援手ごたえ弱し、
★まずは、試験出題範囲という観点からみてみましょう。
分かりやすく表現するために、
【例・要介護認定関連・給付の種類関連・保険者関連・・・】
第15回試験までは9ないし10の試験範囲から問題が配置・
第16回試験は7ないし8くらいの狭い範囲で問題が配置・
例・【被保険者関連】・【国保連】・【居宅運営基準関連】・【
このことは、
介護保険制度と、
◆◇医療分野総評◆◇
★試験を取り巻く状況は次のようになっております。
・2011年の法改正概要の第1項目には医療と介護の連携強化となっていること。
・2011年の法改正により認知症関連の項目が介護保険法に明記されたこと。
・医療分野20問を受験する受験生は全体の65%以上
・医療分野の合格基準点が毎年、乱高下するため、焦点をあてた学習がしにくい。
(直近の合格基準点12点‐11点‐15点‐10点‐14点)
・問題45について意義あり受験生多し。
・【第18回は大幅な法改正のため】第16回・第17回試験で合格したいと考える受験生が大多数。
上記の点と試験問題を比較してみてまいります。
★医療分野の特徴5つ
・合格基準点が10点‐11点の年度の問題と比較すると全体的に易化傾向。
・全20問のうち後半部分にやや難しい問題が偏っている。
・介護福祉士国家試験の内容と重複する出題が極めて多い。
・医療分野と福祉分野の問題構成・性質のバランスの違いが顕著。
・医療と介護の連携強化関連等の目新しい出題きわめて少なし。
★まずは、試験出題範囲という観点からみてみましょう。
医療分野の出題範囲の最大の特徴は、【医療系サービスの問題群】と【それ以外(疾患系等)の問題群】の2つの分野から構成されていることです。まずこの問題構成要素で医療分野を見てみますと問題37-44-45の3問出題で、20問中3問すなわち15%が【医療系サービスの問題】で20問中17問85%が【それ以外の問題群】となっています。
福祉分野の問題構成では、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きは「めるまが」または「めるまが会員専用ページ」でご覧下さい。
◆◇福祉分野総評◆◇
★試験を取り巻く状況は次のようになっております。
・医療系の資格で福祉分野を受験する受験生割合は全体の約16%前後
・介護等業務従事者等で全問受験する受験生割合は全体の約8%前後
・福祉分野を受験する受験生は全受験生の約25%前後となっている。
・第18回試験から介護等業務従事者の約8%前後の受験生が試験を受けられなくなる模様
・医療系資格での合格率約27% 福祉系資格での合格率約20%
【計算根拠 24年度の資格別合格者数を元に算出】
★福祉分野の特徴5つ
・問題構成要素は例年とほぼ同等の3分野からの出題。
(ソーシャルワーク系問題群・福祉系サービス問題群・関係法令系問題群)。
・福祉系サービスの問題数が8題。
・介護保険制度の流れに逆行する問題56(予防給付はカットの予定なのに予防給付の出題)
・問題59の後期高齢者医療制度は政治的混乱の中の出題であり今さら感ありすぎ・・・・。
・合格基準点(直近から12点-13-12-11-11-9-11点)で推移
★まずは、試験出題範囲という観点からみてみましょう。
福祉分野の問題構成では、【福祉系サービスの問題】は50-51-52-53-54-55-56-57の8問出題で、15問中8問すなわち53.33%が【福祉系サービスの問題】であり、この全8問の正答率が毎年合否を分ける運命にあるようです。前半の問題46から49はソーシャルワーク系の出題。残り3問が関係法令・制度関連の問題となっておりこれも例年通りです。・・・・・・・・・・・・・・続きは「めるまが」または「めるまが会員専用ページ」でご覧下さい。