第13回 問題46
【問題46】ソーシャルワークの面接技術について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 インテーク面接は、利用者と面接者との相談目的のために設定された面接であるため、原則として1回の面接で終わらせる。
2 クローズドクエスチョンは、利用者が混乱してしまって収拾つけ難いときなどに効果を発揮することがある。
3 利用者の情緒面の反応を確認することは、利用者を感情的にさせてしまうので、原則として行わない。
4 利用者の誤解を正したり、情報を提供したり、対人関係や環境整備についての助言や提案を行ったりすることも、必要な技術である。
5 インテーク面接の経過については、その後に状況が変化することもあるので、すぐに記録する必要はない。
【用語解説】
●インテーク面接
クライアント(相談者)に対して最初に行われる面接のこと。受理面接、初回面接ともいう。
インテーク面接の目的は、クライアントにカウンセリングの趣旨を明確にし、抱える問題の内容を把握してこのクライアントにカウンセリングが可能か否かを判断する。
可能であれば治療の方針を決めたり、問題解決の手がかりを掴んだりすること。
氏名・生年月日・学業成績・現病歴・家族構成などの事務的な情報やその後のカウンセリングに必要と思われる事項についての情報収集を行う。
●クローズドクエスチョン
答えが「はい」か「いいえ」しかない質問のことです。
【解説】
問題 46【易しい問題】
12回本試験福祉分野のトップを飾ったのは、そう、そうです!予想通りのソーシャルワーク!!受験生のみなさまも『きたーーーーーーーーーーーっ』と思わず、ガッツポーズを心のなかでなさったのではないでしょうか。過去の本試験においても、下記のようにソーシャルワーク関連問題が全15問のうち、大きな割合を占めています。大切な、大切な、得点源となりますので、13回受験をご予定の方はソーシャルワーク関連問題・全問正解を目指してじっくり準備なさって下さいね。
◇ 17年度 : 3問(事例問題1問)
◇ 18年度 : 4問
◇ 19年度 : 2問
◇ 20年 : 4問(事例問題1問)
◇ 21年度 : 4問
福祉分野出題範囲として、総論Ⅱ 福祉論があげられ、内容は以下になります。
◆ 基礎面談・面接技術
※ 基本姿勢
※ コミュニケーションの技術
※ 隠されたニーズの発見
◆ ソーシャルワークとケアマネジメント
◆ ソーシャルワークの概要
※ 個別援助技術(ソーシャルケースワーク)
※ 集団援助技術(ソーシャルグループワーク)
※ 地域援助技術(ソーシャルコミュニティーワーク)
◆ 接近困難事例への対応
※ 援助困難事例への対応
※ 接近困難事例と問題状況の分類
※ 接近困難事例の理解とアプローチ
1× 【5訂 第3巻302~303P】
20年度、問題49にも、ちゃっかり(?)、いえいえ、しっかり登場していましたね。インテーク面接とは利用者と面接者が、相談面接のために設定された場面で出会い、援助を必要とする状況と課題を確認し、機関や制度の提供できるサービスと突き合わせてその後の援助の計画を話し合い契約を結ぶまでのプロセスとされます。必ずしも1回で終わるということはなく、複数の面接員、複数の専門職による面接を必要とする場合もあります。
オンライン模試Ver.3.2でも登場しましたね。
2○ 【5訂 第3巻300~301P】
設問のとおりです。オンライン模試Ver.3.1でも登場したのでトライした方は得点に結びつけていただけたとおもいます。
3× 【5訂 第3巻295~296P】
面接においては客観的な事実やその過程を尋ねるだけでなく、それら事実に伴う感情に積極的に目を向け、感情を表出する機会を与えることが相談そのものを実質的にするとされます。
4○ 【5訂 第3巻302P】
設問のとおりです。
5× 【5訂 第3巻308P】
設問1と同じく20年度 問題49では、インテークにおける記録の重要性も問われています。インテークには、特に正確、迅速な記録が求められます。相談にあたった面接者のみが情報を有していては、所属機関の他の職員がクライエントに対して対応できないこともあります。
これもオンライン模試で登場の鉄板問題ですね。
【解答】2,4