第13回 問題48
【問題48】地域援助技術(コミュニティワーク)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 専門職だけで地域のニーズを把握し、支援計画を立案する。
2 多様な年代の人々や、文化的背景をもった人々との交流を促進する。
3 よりよい福祉サービスの制度化に向けての情報収集、広報、啓発活動は含まれない。
4 福祉サービスの利用者集団のための権利擁護活動は含まれない。
5 情報センターや総合相談窓口などを設置するなど、地域住民が福祉サービスをよりよく知り、利用できるための手段をつくりだす。
【用語解説】
●地域援助技術
地域診断、社会サービスの開発、地域組織のコーディネート、各機関や組織との連絡や調整などに用いられ、通常は地域社会の中で、地域社会に共通する福祉ニーズや課題の解決のために、住民組織や専門機関などの活動をソーシャルワーカーが専門的に援助する技術。
【解説】
問題 48【易しい問題】
3つに分類されるソーシャルワークに関する出題も、近年の本試験の傾向といえます。相談・面接においては、ソーシャルケースワークを問うことにもなりますので、他の2つであるソーシャルグループワーク(集団援助技術)もしくは、ソーシャルコミュニティーワーク(地域援助技術)のうちから1問出される可能性が高いことに。事例問題としても作成しやすいので、地域援助技術についても基礎的な知識はもっておきたいところです。
少しさかのぼりますが、16年度 問題49は、コミュニティーワークに関する良問ですので、ぜひご確認ください。
1× 【5訂 第3巻326~327P】
【 地域 】を構成しているのは、専門職の人たちだけではないですよね。誰もが地域の一員であり、実にさまざまな人が集まり、支えあって、地域は成り立っています。こんな視点から設問をお読みいただければ、地域援助技術がこれからケアマネージャーとして活躍をなさるみなさまにとって大いに役立つ知識であることに気づかれると思います。
2○ 【5訂 第3巻326~327P】
適切と考えます。
3× 【5訂 第3巻326~327P】
コミュニティーワークのもつ機能の1つと考えられます。
4× 【5訂 第3巻326~327P】
コミュニティーワークのもつ機能の1つと考えられます。
5○ 【5訂 第3巻326~327P】
適切と考えます。
【解答】2,5