介護支援専門員、ケアマネ

第15回 問題28


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【問題28】BPSD(認知症の行動・心理症状)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 BPSDは、認知症が進行し、終末期に向かうほど顕著になる。

2 BPSD出現の背景には、便秘や睡眠障害がある場合もある。

3 BPSDへの対応には、認知症の人に対するもののほか、介護者(家族)への支援も含まれる。

4 BPSDへの対応は、薬物療法を優先して行うべきである。

5 家庭や福祉施設では対応が困難なBPSDの場合には、老人性認知症疾患療養病棟などへの入院も検討する。


【用語解説】

●BPSD
Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略で、認知症に伴う徘徊や妄想・攻撃的行動・不潔行為・異食などの行動・心理症状のことで、「問題行動」とか「周辺症状」とも呼ばれ、記憶の障害・見当識障害・判断力の障害・実行機能の障害などの「中核症状」とは区別されます。
特徴としては、、軽症から中等症に進行するに従い頻繁に出現するようになり、急速に※QOLの低下を招き、介護負担が増大します。 ※QOL(生活の質)

●老人性認知症疾患
認知症とは、正常に発達した人間の脳が、老化などの障害により記憶力や理解力、判断力などの知的機能が低下し、日常生活が営めなくなる状態をいいます。

【解説】

【解答】2, 3, 5


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