第26回介護福祉士実技試験 予想合格基準点(合格ライン)

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第26回介護福祉士実技試験 予想合格基準点(合格ライン)

今回の実技試験予想合格基準点は40点もしくは33.33点あたりと思われます。

実技試験合格基準点
第26回介護福祉士実技試験 40点・33.33点(予想)
第25回介護福祉士実技試験 53.33点
第24回介護福祉士実技試験 53.33点
第23回介護福祉士実技試験 53.33点
第22回介護福祉士実技試験 53.33点
第21回介護福祉士実技試験 53.33点
第20回介護福祉士実技試験 53.33点
第19回介護福祉士実技試験 40.00点
第18回介護福祉士実技試験 46.77点
第17回介護福祉士実技試験 46.77点

■■■動画撮影後記

駆け足の介護を推奨するような課題であり、しかも落とすことを前提に問題が作られている感があり受験生にとっては、後味が悪い試験問題と思われます。
第17回試験のときと同じ後味の悪さがあります。

例示
視覚障害者に対して通路状況を説明する方法として

進路上の説明方法は下記の3つが必要です。
【足元の障害物説明】(段差・階段・その他障害物)
【頭をぶつけそうな障害があるかないか】
【通路幅が十分あるかないか】

この3点が説明なくても加点されるのか?されないのか?という点にすごく強い興味があります。
一つだけの説明でも加点されると、いい加減な介護も国がOKを出すという解釈もできます。

撮影してみて、今回の課題は、5分という時間で人に優しい介護、思いやりのある介護はできないということを改めて感じました。
時間切れで着座で終わった受験生が多数を占めると思います。
逆に適切な介護技術があるから、着座で終了してしまったともいえます。
(ただ、試験なので割り切りも必要か・・・)

介護業界全体からみるとズバリ今回の課題としては適当ではないでしょう。

1問しか行わない実技試験で統計上、視覚障害者の実務経験がない受験生に対して、視覚障害者の課題は適当ではないでしょう。
視覚障害者の介護は専門講座で理論と実践を学習すべきことをうながし、視覚障害者 同行援護従業者養成研修(3万から5万)へ誘導している気がします。

■根拠資料
平成22年 国民生活基礎調査の概況によると
要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合をみると、要介護者・要支援者を100%とした場合2.1%が視覚障害・聴覚障害となっています。
ということは、約98%以上の介護者は視覚障害の介護の経験がないということが明らかです。
・視覚障害者総数約31万人 ・要支援・要介護者数500万人以上
(机上では習っているというレベルで、業務上は未経験ということです。)

■今回の課題で、
介護福祉士として適正なのかを判断するのか?と疑問を感じる方も多いでしょう。自動車の普通免許の適性判断にサーキットレースのコースーを走らせ、タイムがよければ普通自動車免許OKですよ。という試験方法となっています。

一般道路しか走らないドライバーにサーキットレースのコースは用意して、試験をしても意味がありません。F1を目指す受験生は、専門講座で理論と実践を学習すべきで、実技試験は一般受験生は一般道路で行うべきでしょう。なんでもかんでも、学習範囲をひろげると、介護現場で働く人材がいなくなる、本末転倒な現象が拡大してしまうことを危惧します。

■結語
実技試験はいわば採点競技です。スケートではショートプログラム・フリープログラムがあります。

体操では規定演技と自由演技があります。複数審判で採点しない・証拠ビデオもないレアな試験形態をとっているので実技試験は【基礎規定問題】と【選択問題】の2問の合計得点で評価しないと選抜されるべき人材を選抜できなくなり介護業界の損失、ひいては国民の損失にもなりかねません。

真面目な受験生のやる気をそぐような試験形態は改めるべきでしょう。

真摯に介護に取り組まれている受験生が、F1コースで失敗しても、本当の評価はできないと思います。一般道路で勝負がしたかったという受験の声が非常に多かったです。

よい結果が得られればそれはそれでよいのですが・・・・

3月27日に吉報が届くことをお祈り申し上げます。

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