介護支援専門員、ケアマネ

第12回 問題3


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【問題3】社会保障について正しいのはどれか。2つ選べ。

1 社会保障制度審議会の1950(昭和25)年勧告では、老齢の者の介護費用について経済保障の途を講ずべきとされた。

2 社会保障制度審議会の1950(昭和25)年勧告では、老齢の者の介護については、国家扶助の方法によらず、保険的方法で救済の途を講ずべきとされた。

3 高齢者福祉は社会保障の範囲には含まれない。

4 公的扶助である生活保護も、社会保障制度の範囲に含まれる。

5 かつての老人保健法に基づく「医療等」は、医療保険の保険者の共同事業であるので社会保険に含まれる。


【用語解説】

●社会保障制度審議会
内閣総理大臣の所轄に属し、社会保障制度(社会保険・社会福祉事業・公的扶助・公衆衛生など)につき調査、審議及び勧告を行う。

●国家扶助
社会保障制度の一つとして,社会保険制度と並び国民・住民生活を保障するものである。社会保険制度は,生活上の困難がもらたす一定の事由(保険事故)に対して,保険技術を用い,被保険者があらかじめ保険料を拠出し,保険者が給付を行う公的制度であり,防貧的機能を有している。


●公的扶助
国民の健康と生活を最終的に保障する制度として位置づけられ,その特徴として,貧困・低所得者を対象としていること,最低生活の保障を行うこと,公的責任で行うこと,資力調査あるいは所得調査をともなうこと,租税を財源としていること,救貧的機能を有していることなどが挙げられる。

●老人保健法
この法律は、国民の高齢期における適切な医療の確保を図るため、医療費の適正化を推進するための計画の作成及び保険者による健康診査等の実施に関する措置を講ずるとともに、高齢者の医療について、国民の共同連帯の理念等に基づき、前期高齢者に係る保険者間の費用負担の調整、後期高齢者に対する適切な医療の給付等を行うために必要な制度を設け、もつて国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ることを目的とする。

【解説】 

【解答】4,5


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